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2012/02/01
プレクストロニクス社と有機EL照明用導電性高分子の販売契約を締結
発行元:三洋化成工業
三洋化成工業株式会社(本社:京都市東山区、社長:安藤孝夫)は、米国で有機ELや有機薄膜太陽電池向けの材料技術などを手がけるプレクストロニクス社(本社:ピッツバーグ、CEO:Andrew W. Hannah)の導電性高分子を有機EL照明用に日本国内で独占販売する契約を締結しましたので、報告申しあげます。
有機EL照明は、面全体で発光するため、やわらかい光で広範囲を照らすことができ、プラスチック基板ではフレキシブルに曲げられることから照明デザインの幅が広がります。ただし、コストや寿命、輝度の面で更なる向上が求められています。今回締結した契約は、当社が日本の有機EL照明の製造メーカーや開発メーカーに向けて、導電性高分子『Plexcore OC』シリーズを販売することに関するものです。『Plexcore OC』シリーズは、有機EL照明の正孔注入層および正孔輸送層の材料です。塗布型で成膜するため、蒸着型に比べて製造コストが削減できます。水系と溶剤系の2種類があり、各種塗布方式に適合します。有機EL照明における低電圧での発光や長寿命化、輝度向上を実現します。特に、腐食性や吸湿性が低いことから、有機EL照明の寿命を延ばすことができます。
プレクストロニクス社は、数社のビジネスパートナーとともに『Plexcore OC』シリーズを使った有機ELを開発しています。低電圧での発光の一例として、大手化学メーカーである欧州Solvay 社は、同製品を使って開発した有機EL素子が、駆動電圧3V、電圧安定性0.5V以内を実現したと2009年12月に発表しました。また、有機EL照明の長寿命化、輝度向上の一例としては、有機EL技術開発の有力メーカーである米国UDC(Universal Display Corporation)社が『Plexcore OC』シリーズ製品を使って開発した有機EL素子では、R(赤)、G(緑)、B(青)の輝度1,000cd(カンデラ)/mにおける輝度半減寿命および発光効率は以下のとおりであり、すべてでトップクラスの性能を実現したと、最近報告しました。有機EL照明は発光ダイオード(LED)照明と並んで、省エネ性能の高い次世代照明として市場の拡大が見込まれています。この有望な分野で、当社はプレクストロニクス社と協力し、事業拡大をめざしています。
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